見守りサービスの中でも、スマートウォッチ型は「本人に負担が少ない」という理由で選ばれることが多いタイプです。今回は主要なサービスがそれぞれどんな特徴を持っているのか、選ぶときに何を基準にすればいいのかを整理します。
スマートウォッチ型が選ばれる理由
センサー型やカメラ型と違って、スマートウォッチ型は本人が身につけて外出先でも位置情報が分かるのが最大の特徴です。屋内限定の見守りでは対応できない「外出中の心配」をカバーできる点が、他のタイプとの大きな違いになります。
- 屋外でも位置情報が分かる
- 心拍数や歩数など、健康状態の記録も同時にできる機種が多い
- ボタン一つで緊急連絡ができる機能を備えたものもある
比較するときに見るべきポイント
各社のサービスを比較する際は、次の点を基準にすると選びやすくなります。

- 充電の手間: 数日〜1週間程度で充電が必要な製品が多く、装着したまま充電できるか、外して充電クレードルに置く必要があるかで日々の手間が変わる
- 装着のしやすさ: 時計型を嫌がる人もいるため、デザインや重さ、高齢で腕や手首が細くなった場合のベルト調整幅も確認したい
- 月額料金と初期費用のバランス: 本体を購入するタイプとレンタルするタイプで総額が変わる
- 通信範囲の実績: 都市部と郊外で精度に差が出ることがある
向いている人・向いていない人
スマートウォッチ型は、ある程度アクティブに外出する親向けのサービスです。逆に、ほとんど自宅で過ごすことが多い場合は、センサー型やカメラ型のほうが導入のハードルが低いケースもあります。本人の生活スタイルに合わせて選ぶことが、継続して使ってもらうための一番のポイントです。

防水・耐衝撃性能も確認しておきたい
スマートウォッチ型は普段の生活の中で身につけ続けるものなので、入浴時にどう扱うか(防水性能があるか、外す習慣をどう作るか)、うっかりぶつけたときの耐衝撃性能も、長く使ううえで意外と重要なポイントです。
特に入浴中の事故は心配な場面の一つなので、防水対応かどうかは購入前に必ず確認しておきましょう。
通信キャリアの対応エリアも見ておく
スマートウォッチ型の多くはSIMを内蔵し、独自の通信網で位置情報を送信しています。実家の周辺が山間部や電波の弱い地域の場合、メーカー公式サイトのエリアマップで対応状況を事前に確認しておくと、「思ったより位置情報の更新が遅い」といった導入後のギャップを防げます。SIMを内蔵して単体で通信できるタイプは親が外出中でも機能する一方、月額の通信費が別途かかることが多く、スマートフォンとのBluetooth連携が前提のタイプは通信費を抑えられる代わりにスマホから離れると機能が制限される点にも注意が必要です。

健康データの見え方・医療機関との連携
心拍数や歩数などの健康データを記録できる機種は多いですが、そのデータをどこまで細かく家族が確認できるかはサービスによって差があります。「異常値があったときだけ通知が来る」タイプもあれば、「日々の詳細な数値まで常時確認できる」タイプもあり、本人がどこまで見られることを許容できるかも踏まえて選ぶとよいでしょう。また、かかりつけ医と情報を共有できる機能を備えた機種もあるため、持病があり定期通院している場合は、こうした医療機関との連携機能の有無も比較材料になります。

文字盤の見やすさ・操作の分かりやすさ
高齢者にとっては、画面の文字サイズや操作ボタンの分かりやすさが、機能の豊富さ以上に重要になることがあります。タッチ操作が苦手な場合は物理ボタンを備えたモデル、視力に不安がある場合は文字を大きく表示できるモデルを選ぶなど、本人の操作能力に合わせた製品選びが定着のカギになります。服薬時間や食事の時間をアラームで知らせる使い方をする場合は、本人が気づきやすい音量・音色に設定できるかどうかも実用性を左右します。

故障・修理時の代替機対応
スマートウォッチが故障・水没した場合、修理期間中は見守り機能が使えなくなってしまいます。修理期間中に代替機を貸し出してくれるサービスかどうかは、見守りを止めたくない家庭にとって重要な確認ポイントです。次の記事では、見守りカメラをプライバシーに配慮しながら選ぶ方法について整理していきます。
代表的な製品例として、Audar E2 シニアスマートウォッチのような製品があります(比較的新しい製品でレビュー件数はまだ少なめのため、購入前に最新の評価を確認することをおすすめします)。


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