見守り以外にもできる「実家のIT化」の第一歩では、Wi-Fi環境の整備やビデオ通話手段など、実家のIT化を少しずつ進める考え方を紹介しました。
この記事では、見守りサービスと組み合わせて導入されることが多い周辺のスマート家電を、種類ごとに整理します。
どれも必須ではありませんが、実家の状況に合わせて1〜2種類を選ぶ際の参考にしてください。
通話専用タブレット・据え置き型端末
スマートフォンの操作が苦手な親でも、ボタン一つで家族に発信できるシンプルな端末であれば扱いやすくなります。

選ぶときに見るポイント
画面の文字サイズが調整できるか、発信相手を写真付きのボタンで選べるかは、機種によって差が出やすい部分です。
常時Wi-Fi接続が前提の機種が多いため、実家のWi-Fi環境が安定しているかを先に確認しておくと導入後のトラブルを避けやすくなります。
ボタン一つで発信できる専用端末のほか、画面のタップ操作をほぼ使わずに家族と顔を見て話せる端末として、スマートディスプレイを選ぶ家庭もあります。
スマートスピーカー
音声で操作できるスマートスピーカーは、画面のタップやボタン操作が苦手な親にとって、機器との距離を縮めやすい入り口になります。

できることの例
「今日の天気を教えて」「アラームをセットして」といった簡単な声かけから、対応する見守り機器と連携すれば通知の読み上げができる場合もあります。
スマートリモコン
エアコンや照明を離れた場所からスマートフォンで操作できるようにする機器です。
見守りの延長として使える場面
猛暑や厳寒の時期に、親がエアコンをつけ忘れていないか通知で気づいた際、家族側から遠隔でエアコンを操作できると、熱中症などのリスクを早めに減らせます。
既存のリモコンをそのまま使い続けられる製品が多く、実家側の家電を買い替える必要がない点も導入しやすい理由の一つです。
紛失防止タグ
鍵や財布、杖などにつけておき、スマートフォンのアプリでおおよその場所を確認できる小型のタグです。
GPS端末型の見守りとは異なり、あくまで「物の場所」を確認する道具である点には注意が必要です。
本人の位置そのものを把握したい場合は、GPS端末型の見守りサービスと役割が異なることを理解したうえで使い分けるとよいでしょう。
| 機器 | 向いている悩み |
|---|---|
| 通話専用タブレット | 電話に出るのが億劫 |
| スマートスピーカー | 画面操作そのものが苦手 |
| スマートリモコン | エアコンのつけ忘れが心配 |
| 紛失防止タグ | 鍵や財布の置き忘れが心配 |
導入する順番の考え方
すべてを一度に揃える必要はなく、実家の困りごとに直結するものから一つずつ試すのが現実的です。

たとえば「電話に出るのが億劫そう」であれば通話専用端末、「エアコンのつけ忘れが心配」であればスマートリモコンというように、見守りサービスの通知で気づいた課題に合わせて選ぶと、無駄なく実家に合った組み合わせに近づけます。
機器を増やすほど、本人が覚えることも増えます。
一つの機器を使いこなせるようになってから次を検討するくらいのペースのほうが、結果的に長く使い続けてもらいやすくなります。
まとめ:困りごとに合わせて一つずつ
通話専用端末・スマートスピーカー・スマートリモコン・紛失防止タグは、それぞれ役割が異なります。
見守りサービスの通知や日々の会話で見えてきた実家の困りごとに合わせて、一つずつ無理なく取り入れていくのがちょうどよいペースです。






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